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トロンボーンの得意技はなんといってもグリスタンド。
それが私は性格に大きく影響すると考えています。 スライド楽器のトロンボーン。トロンボーン奏者はそれによってかそれにあこがれてか、きっちり!って人はあまり見かけません。きっちり系の金管といったら、トランペットの方がよくみかけます。 はっきりとした音の境がほぼ無いため、正確さが求められますが、それをどんなに駆使したとしても、機能性の面から、明らかに不足する部分がでてきます。それは、あまりにも神経質な人には向かないことをさしているでしょう。 Tスクウェアの「宝島」や「オーメンズオブラブ」を吹奏楽に編曲しているましまとしお(漢字間違えてたらいやなんでひらがな)さんも、トロンボーン奏者だったので、譜面自体きっちりふけるものかとおもいきや、「できなくてもいい。」的な発言がとびだしたことに、私は逆に興味をそそられた。 できないことをわかっていながら書いた譜面であるということに初めて知った。 そのときの真島氏の言い方は、できないくていい、という言葉そのものの意味ではなく、曖昧だから味がある、そんな感じのニュアンスだった。 しかし、ジャズトロンボーン奏者(中川って人だったかな?)の人が、熊蜂の飛行をトロンボーンで演奏したときは、少しトロンボーンの機能性をみくびっていた自分に気づかされた。 作曲での表現の使い方としては、酔っ払いの表現なんかにトロンボーンが抜てきされることも多々あるみたいです。ローマの祭りがそうだとか。あの曲はサックスがあんまり活躍しないけど(泣 そんなわけで、トロンボーン奏者は、他の楽器に比べれば、神経質でなく、おおらかな面を持っている方が多いと思います。
by sukiyakissu
| 2006-01-18 01:03
| 金管
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